フライトプラン…見る人を選ぶサスペンス - 映像ぴっか!

フライトプラン…見る人を選ぶサスペンス




ジョディー・フォスター主演、2005年の「フライトプラン」です。

これね、ちゃんとサスペンス映画だとわかった上で見た方がいいよ。
飛行機が舞台だからって、勝手にパニック映画だと思わないでね。

[ストーリー]
不慮の事故で夫を亡くした、元航空技術者のカイル(ジョデイー・フォスター)。
6歳の娘と乗った旅客機は何ごともなく離陸した。
しばらく寝入ったカイルが目覚めると、娘の姿が消えている。
乗務員たちが機内を探しても見つからない。
肌身離さず持ち歩いていたぬいぐるみも座席に放置されたまま。
誘拐されたと確信し心乱れるカイルに対し、
登場名簿に娘の名が存在しないことが告げられる…。

そうなんよ。最初は誘拐事件だと誰もが思うのね。
だって娘は実際にいたもん。
ところが名簿にない。それどころか死亡証明書すら確認されます。
このあたりで2つの可能性が見えてくるわけで。

・娘はすでにこの世におらず、すべてはカイルがみた幻覚である。
・娘は誘拐されており、書類は何者かが偽造したものである。

この2つの可能性のどちらかなんだけど、
両方あり得るとして見続けた方がずっと面白いです。
どちらであっても一応は筋が成り立つのがうまいっすね。


  • フライトプラン ジョディ・フォスター



仮に娘が幻だとすると…
確かに、夫を失ったカイルが精神的に追い詰められて、
いもしない犯人を躍起になって捜し回るのもうなずける。
そういえば娘さんも、なんだか無表情で幽霊っぽかったしなぁ。
冒頭はいかにも心理サスペンスっていう見せ方だしなぁ。

仮に娘が誘拐されたすると…
乗務員も乗客たちも、なんだかみんな犯人っぽい表情をする。
犯人の目的は何なのか、そして娘はなぜ見つからないのか。
カイルが機内の構造に詳しいのも、技術者だから納得。

さて、この「フライトプラン」が
シックス・センスなのか、あるいはダイハードなのか、
そのどちらなのかは終盤までわかりません。
でもね、どっちなのかがわかった後でも、
「いやひょっとしたらまたひっくり返るかも…」って
勝手に考えちゃう自分を楽しんだりもできるよ笑

まぁ確かに、2つの相反する可能性が両立してるってことはさ、
裏を返せば、どっちであっても細かい矛盾は残っちゃうわけよ。
当然、回収されない伏線もあります。
まぁ意欲的な脚本だってことで、そのへんは許してあげようよ。

サスペンスらしく、なかなかスピード感ある画面でした。
でもねぇ…ド派手な墜落シーンがあるわけでもないし、
一発の銃弾も飛ばないけど、なぜかアクション性を感じちゃうのよ。

そのわけは、
機内という狭い環境で、カメラが縦横無尽に動き回るせいだと気づきました。
機内で全力疾走するジョディ・フォスターをカメラが真横で追っかけたり、
明らかに座席の上をカメラが横切ったりね。

このあたりは特典映像で種明かしがあります。
なるほど…上手いこと撮るもんだねぇ…。

ということで、
この記事で紹介した程度の予備知識をもってから
この映画「フライトプラン」を見ると、
なかなか面白い作品だと思うよ。

客を選ぶ寿司屋みたいなもんだな。
こっちは穴子を注文して通ぶっちゃえ笑




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