レッド・ライト…「オカルトvs科学者」に騙されてみよう - 映像ぴっか!

レッド・ライト…「オカルトvs科学者」に騙されてみよう




2012年のサスペンス映画「レッド・ライト」です。
超能力とか心霊現象といった超常現象がテーマね。

シガニー・ウィーバーがインチキを暴こうとする物理学者マーガレット、
ロバート・デ・ニーロが伝説の超能力者シルバーを演じてます。

超能力がテーマと言っても、
X-MENみたいなヒーローものの娯楽作じゃないよ。
画面はコントラストが弱く、BGMも控えめのおとなしい映画。
ただ、最後まで見ると、この緻密な構成には
ちゃんと意味があったんだとわかって、
なかなかに「おーいい作品じゃねーか」と思わせる作りでした。

序盤は、
マーガレットが各地で起こる超常現象を調査しに出かけては、
インチキばかりで幻滅するという流れ。
このあたりは、トンデモにちょっと詳しい人だと楽しいと思うよ。
降霊術だの自動筆記だの、
いかにもアレでしょ?っていう現象がたくさん出てくるから。

でね、このシルバーっていう盲目の超能力者が
他とはちょっと違う感じなんだわ。
かつて、マーガレットがトリックを暴こうとして敗れ去ってて、
助手のトムにも「手を出すな」って訴えるんだけど、
トムはその制止を振り切って単独で調査に乗り出すんです。





ところが、その調査を始めた途端、
電子装置が派手にショートしたり、
窓に鳥がぶつかって死んだり、
そういう不思議なことが次々と起こり始めるのよ。

これね、心のどこかで、
「この不可思議な現象を科学的に解き明かして欲しい」
という気持ちと、
「映画なんだから、科学の枠を超えた超自然的な出来事があってもいい」
という気持ちが同居するんだよね。

不思議な事件の数々にしても、
映画的な見せ方はサスペンスなんだけど、
単なる手品的なトリックで片付けようと思えば
いくらでもできるという作り方をしてんのね。
見てる側のわくわく感を上手に繋ぎ止めるような
丁寧な作り方に好感がもてますわ。

そして、いよいよ
マスコミ各社が注目する中、シルバーの超能力実験が行われます。
これもさ、結局はシルバー側が認めた科学者しか実験に立ち会えないんで、
どうも陰謀の空気を感じるのね。
それを許さない助手のトムは力ずくで実験に参加します。
一方では余裕たっぷりのシルバー。

さぁ、どっちが勝つのか、
あるいは想像もしない結末が待っているのか…。
あとは実際に見て確かめてください。

…いや、もう言っちゃおう!予想を超えるラストは必見だ。
全てを知ったあとでよく考えると、
超能力者シルバーは「ある事実」に気づいてて、
だから30年ぶりに復帰したんだね。
それをちゃんと途中のセリフで言ってましたわ。
でもきっと気づかないと思うよ。わざと宗教家っぽい難しい言い回しにしてるし。

超常現象とか、それを暴く実証科学とか、
そういうものに興味のある人にとっては、
とても面白い作品だと思うな。
「オッカムのカミソリ」というセリフが説明なしに出てくるあたり、
どんな人に見て欲しいかを物語ってるように感じました。

そして、そういう視点でこの作品を見ると、
(いい意味で)見事に裏切られるよ。


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