七人の侍…いまさらクロサワ作品、正解 - 映像ぴっか!

七人の侍…いまさらクロサワ作品、正解




カチンコこの歳になって初めて「七人の侍」を見ました。1954年の映画。

オレ黒澤明の作品ってそんなに見たことないんだよね実は。スターウォーズファンを自認する者として「隠し砦の三悪人」は見ましたよ。でもそんときは「スターウォーズとこんなに似てるぞー。うわーホントだー」みたいな部分に興味があったので,純粋に黒澤映画としてちゃんと見たのは「乱」とか「影武者」ぐらいじゃないかと。ハズレ映画しか見てねーじゃん笑

DVD(のたぶんデジタルリマスター版)を見たんだけど,まず画質の良さにびっくり。音は悪いけどね。そのアンバランスな不思議さに浸りながらも自然と引き込まれていきました。
ストーリーは今さら紹介するまでもないのかもね。「ある村が野武士の集団による略奪に苦しんでいた。村人みんなで話し合うも,これといった解決策は見つからない。だが長老の一言で,『浪人の武士を雇う』という破天荒な計画がスタートする。金にも名誉にもならない戦,ただ腹一杯白い飯が食える,そんな条件で集められた個性的な7人の侍。彼らと村人たちによる,野武士集団との壮絶な戦いが始まった…」ってなお話です。
三船敏郎/志村喬/加東大介/木村功千秋実/宮口精二/稲葉義男/土屋嘉男小杉義男/藤原釜足/左卜全/津島恵子
これだけ個性的なキャラがたくさん出てくるのってけっこう現代的だよね。うるさいこと言うなら各キャラの掘り下げが不十分な感じだから,いわゆる「死にキャラ」がすぐわかっちゃう。
でもまぁそれは今の基準から見ればってことだから,もちろんダメってわけじゃないけど。
オレの好みは,クールなプロ剣士って感じの久蔵です。あと,意外だったのは三船俊郎かな。この作品では「粗野だけど心の熱いムードメーカー菊千代」を演じてます。オレらの世代だと,物心ついたときの三船さんはもうおじいちゃんだったから,こういう滑稽でやんちゃな演技ってのはとても新鮮でした。

いろんな有名監督が参考にするという黒澤作品なんだけど,彼の斬新な手法とやらを参考にした映画をすでに多く目にしてるわけで。そんなオレは,映画手法で「おぉ!」ってのは特にないわけですよ。映画学校の学生ってわけでもないし。
そこでちょっと wiki で調べてみました。テーマは「黒澤が初めて取り入れた手法」です。

 ・アクションシーンのスローモーション撮影
 ・アップのシーンでも遠い距離から望遠レンズで撮影
 ・画面全体にピントを合わせるパンフォーカス
 ・ひとつのシーンを複数のカメラで撮影するマルチカム
 ・噴水のように噴き出る鮮血

うんまぁ確かにすごい。その他,カット割りや脚本,音楽,映像への異常なまでのこだわりといったものを入れると数え切れないほどだそうです。有名らしい「豪雨の中での死闘」なんかは確かにすごい迫力だもんな。どんだけ手間かかってんだよってのははっきりと感じた。

とは言えですね,話そのものは割と単純だし,深い人間描写があるかと言えばそれほどでもない気がするのは,きっと現代の娯楽映画に慣れちゃったからなんでしょうね。
まぁせっかくだし,ちょっとクロサワの有名どころをいくつか見てみよっかなー。

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