ニューオーリンズ・トライアル…訴訟コンサルだけじゃない - 映像ぴっか!

ニューオーリンズ・トライアル…訴訟コンサルだけじゃない




カチンコ2003年の映画「ニューオーリンズ・トライアル/陪審評決」です。面白かった!

最初はよくある法廷ものかと思ってたんだわ。オレ法廷もの好きだし,ジーン・ハックマンとダスティン・ホフマンの共演ってだけでわくわくだったんね。
ところがこれ,ちょっと違う視点から裁判をとらえた法廷サスペンスものです。

アメリカって陪審員が評決を下すじゃん?そこにがっつり焦点を当てた映画なのよ。
オレ知らなかったんだけどさ,陪審員って,その候補者の中から原告側と被告側が選ぶもんなんだね。だから,その候補者たちがどんな生活や思想の持ち主かがあらかじめわかれば,裁判を有利に進めることができると。
この映画は,それを商売にしてる「陪審コンサルタント」のお話です。

ホントにこういうビジネスがあるのかどうかは知らない(たぶんあるんでしょ?)けど,このベテラン凄腕コンサルタントを演じるのがジーン・ハックマン。
この手法がすごい。依頼を受けたあと,すべての陪審員候補者に密着して,そいつの素性を調べる。隠し撮りや盗聴は当たり前。法廷に小型カメラ持ち込んだり,ハイテク通信装置を使って外部から指示を出したりと,もうなんでもアリ。秘密のオフィスはまるでCIA本部の一室のようです。
ジョン・キューザック/ジーン・ハックマン/ダスティン・ホフマン/レイチェル・ワイズ/ブルース・マッギルブルース・デイヴィソン/ジェレミー・ピヴェン/ニック・サーシー/スタンリー・アンダーソン/クリフ・カーティスジェリー・バマン/ジェニファー・ビールス/マルガリータ・モロー/ジャニタ・ジェニングス/ルイス・ガスマン/ビル・ナン
ところが話はここで終わらない。被告側コンサルタントのジーン・ハックマンと,原告側弁護士ダスティン・ホフマン双方のもとへ,陪審員たちの写真と共に「評決売ります!」と書かれた文書が送られてくる。どうも他に裁判を操作しようとしてる者がいるらしい。

ほどなくある女が法外な報酬を要求して話を持ちかけてくる。彼女と陪審員の1人がグルで,この陪審員の巧みな話術で全員をコントロールしていくわけよ。
ところがところが,この女の真の狙いは金ではなく,もっと大きなことだった…とまぁ,主題そのものがどんどん変わっていくのでまったく飽きが来なかったです。

ジーン・ハックマンとダスティン・ホフマンの名演は言うまでもないけど,陪審員役のジョン・キューザックがなかなかの熱演でした。「マルコビッチの穴」にも出てたねこの人。
この映画ではいろんなキャラをくるくる使い分けてます。そういう意味じゃオレの好きなエドワード・ノートンとちょっとかぶってるのが残念っちゃ残念かな。

でも,この作品で誰よりも気に入ったのは,謎の女を演じるレイチェル・ワイズです。
「ナイロビの蜂」では単にキレイな人だなぁって程度だったんだけど,この映画ではいかにも “謎の女” らしい怪しげな目線とか,真の姿(言えないけど)に戻ったときに見せる切ない顔とか,そういう表情がたくさん見れて満足。ややキャリー=アン・モス的な雰囲気もあるね。

ということで,最近見た映画の中ではぶっちぎりのオススメ!見て損はないよ。

<おまけ>
「マルコビッチの穴」のぶっとんだ作風も好きだけど,むしろ監督のスパイク・ジョーンズのはじけっぷりの方が好きです。彼が役者として出てる「スリー・キングズ」もいいよ。

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