北京ヴァイオリン…泣きではなく演奏目当てでよろしく - 映像ぴっか!

北京ヴァイオリン…泣きではなく演奏目当てでよろしく




絶対に泣ける映画と評判の「北京ヴァイオリン」です。2002年の中国映画。
親子モノに極端に弱いオレの目から何リットルの涙が溢れるかがポイントかと。

「息子のバイオリンの才能が本物だとわかり、本格的なレッスンを受けるためになんとか資金を工面して田舎町から北京へとやってきた父子。田舎者とバカにされながらも、息子の成功を信じて献身的に働く父親であった…」ってな感じのストーリーです。

クラシック音楽が題材の映画はけっこうあると思うんだけど、舞台が中国だってことで、そこそこ新鮮な感じを受けました。いかにも大陸風の大げさな演技にちょっと引き気味にはなったけど、そのうち慣れちゃったわ。
決して大音楽家を育てる映画じゃないところが逆に面白かったな。13歳のシャオチュンは、バイオリンが上手くなりたいけど異性に興味もある。楽譜のファイルには父親に内緒で女性の写真もたくさん。そんな普通の男の子です。

さて、ド田舎から出てきた父子にとって、大都会北京はわからないことだらけ。最初に出会ったチアン先生はいかにも二流の指導者って感じで、ピアノのある部屋で猫飼ってるし、ベッドの下からは行方不明になってた靴下が発見される笑 レッスンらしいことは何もせず、隣人といざこざばかり起こしてる、そんな先生。
シャオチュンは最初こそ反発するけど、徐々にチアン先生のペースにはまってくのね。音楽以外にもいろんな体験をするシャオチュンの気持ちの揺れ動きが序盤から中盤のポイント。

その後はまぁ普通にレッスンしてるだけなんでどうでもいいんだけど、さぁいよいよ終盤、泣き所です。コンクールの予選に向かうシャオチュン、そんな彼を○○するのは○○と、○○は○○に○○する。だが、なんと○○は○○だったのだ!あまりの○○に○○するシャオチュン。走って走って走って…とうとう○○…。(ネタバレ自重しまくり)

そして…あぁこの感動の一瞬!…って、あれ? あれ~っ!?
涙腺カラッカラ。ぜんぜん泣けませんでした。いや、気持ちは高まってたんだよかなり。
ところが、涙を流して振り返るシャオチュンのその涙は!…思いっきり作り物でした。
最後の最後で大陸風おおげさ演出にやられるとはなぁ…笑

当然ながらBGMはバイオリンのクラシック曲。これはなかなか良かったです。もともとバイオリンと二胡とかって同じような音が出るわけで、中国風の音楽でも馴染むみたいです。
【収録曲一覧】(wikipediaより)
01.メイン・タイトルズ(趙麟)
02.ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調(抜粋)(ヴュータン)
03.サンシャイン・オーヴァー・タシュコーガン(原題:陽光照耀著塔什庫爾干)(陳剛)
04.ヴァイオリン協奏曲ホ短調(抜粋)(コーヌス)
05.オペラ 『ナブッコ』第3幕~「行け,わが想いよ,金色の翼にのって」(ヴェルディ)
06.カプリース第1番ホ長調(パガニーニ)
07.コンソレーション第3番(リスト)
08.ヴァイオリン協奏曲ニ長調(第3楽章)(チャイコフスキー)
09.スコットランド幻想曲作品46(抜粋)(ブルッフ)
10.ヴァイオリン協奏曲ニ短調(第3楽章)(シベリウス)
11.メイン・タイトルズ2(趙麟)

<おまけ>
香山リカいわく、泣くことを目的に映画を見るのは現代人の病理だそうな。悪かったわね笑

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