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ハプニング…まるで30年前のサスペンス映画のようで




カチンコいやぁ…久しぶりに「観てはいけない映画」に出会ったよ。
あ、誤解のないように最初にいっときますが、あたしゃCG信者でもないし、巨額予算娯楽映画バンザイってわけでもないですよ。合成無しの低予算映画だって、アイディア次第で面白い作品がいくらでもあるのはよくわかってるつもりです。

さて、今日は公開中の「ハプニング」。実は予告編見た時から期待大でした。
冒頭はなかなかいいんだよ。「ニューヨークの公園で、多くの人々が突然立ち止まって自殺を図るという不可解な事件が起こる。テロ?細菌兵器?謎が解けぬまま、この症状は急速に郊外にも広がりはじめた。ニューヨークを脱出する人々。果たして人類の逃げ場はあるのか…」てな感じです。ちょっとわくわくでしょ?

マーク・ウォールバーグ/ズーイー・デシャネル/ジョン・レグイザモ/アシュリー・サンチェス/スペンサー・ブレスリン/ベティ・バックリー/M・ナイト・シャマラン

うん、完全に裏切られたわ。これねぇ…この作品を一言で言うと「古い!」に尽きます。
この映画は1980年の作品ですよーって言っても何も違和感ないはず。携帯使ってることだけが21世紀かな笑

まず映像がチープ。デジタル合成的なものがたぶん一切ないんだけど、これは、最近流行りの「リアルな映像を求める監督のこだわり」とかじゃないです。全然違います。

例えば、ある人が自殺する方法として「車で木に激突する」ってのを選んだとしよう。
お金がかかってる映画なら、猛スピードで走ってきた車が目の前を通り過ぎ、そのまま木に激突ってのを1カットで撮ったように見せるはずだよね。もちろん合成だのCGだのを使って。これでお客さんは「え!? そんなん死ぬだろ」って思うわけじゃん?

仮に同じシーンを合成なしで撮るとしようか。それでも、猛スピードで走ってきた車が目の前を通り過ぎ、そこで木の背後からの視点に替わって正面衝突のカットになるはずだよね。
もちろん撮影の時はいったん車止めてるんだけど、それでもカット割りで工夫するじゃん。
この映画はそのどっちでもないです。いわゆる「引きの視点」で、木の5メートル手前から発進してぶつかるだけ。もちろん「映画的お約束」で中の人は死んじゃったと判断しろってことなんだろうけど、さすがに「え~!?」ってなりました。終始こんな感じのヌルい映像です。

なんかテンポも悪いし、間延びしてるし、言い始めればきりないわこれ。
ただ、自殺の場面をシュールな暗さと音楽で伝えようとしてるんで、怖いっちゃ怖いよ。落ち込むような怖さってか。でも他のシーンもだらだらしてるから、あんま伝わんないわ。

アイディアも古い。人々は知り合いと電話が通じないためにうろたえるんだけど、唯一の情報源がラジオなんだわ。しかも電波が悪くてちゃんと聞こえなかったり。あんた携帯持ってただろ。ネットぐらいつなげよ!って思うし。
人々の異常行動の原因はどうやら「植物が人類に警告するための毒素だ」ってことなんだけどさ(これはすぐにわかるのでゆっちゃってもセーフかと)、それ何十年前の説だよってちょっと失笑こぼれそうだし。最後のオチもやっぱ30年前の定番みたいな安易さ。

よっぽどのおじいちゃんが脚本書いてるに違いないと思って調べたっけ、これシャマラン監督が脚本も書いてるんだね。全然おじいちゃんじゃないな笑。シックス・センスは良かったのになぁ…
んで、この監督はスピルバーグから大きな影響を受けてるって記事を見た瞬間、ある重大なことに気づきました。
この「ハプニング」はさ、「映画を観てる側にも情報がもたらされないまま、一貫して主人公の目線で物語が進む。地球を揺るがす危機から家族を守るために、主人公が頑張っちゃう。“死”を叙情的に描写してる…」って、そっかそっか!これスピルバーグの「宇宙戦争」にそっくりなんだ。でも中途半端にスピルバーグの真似してるだけだから、心に重いものがまったく伝わってこない。(ちなみに「宇宙戦争」は誰に何と言われようといい作品です笑)

はい結論。観るなら観てもいいけど損すること請け合いだよ。と、映画ド素人のオレに言われちゃうような、そんな作品でした。

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