ホテル・ルワンダ…居ずまい正して見たい映画 - 映像ぴっか!

ホテル・ルワンダ…居ずまい正して見たい映画




2004年の映画。日本では2006年公開です。
タイトルからも察しがつくだろうけど、1994年のルワンダ紛争をテーマとした映画で、ルワンダの4つ星ホテルの支配人ポール・ルセサバギナが、住民1200人以上を虐殺から救ったという実話に基づいて作られた作品です。主人公ポールを演じるのは売れっ子ドン・チードル。
彼のせつない表情は、この主人公の「ぱっと見チキンなところ」に合ってる気がするよ。
ドン・チードル/ソフィー・オコネドー/ニック・ノルティ/ホアキン・フェニックス/ジャン・レノ/ファナ・モコエナ
フツ族の過激派がツチ族を「ゴキブリ」と呼び、見つけ出してはナタで殺す。このシーンはかなりリアルで残酷です。血が飛び散ったりとかそういうんじゃなくて、襲ってくるという恐怖が感じられるような撮り方というか。いくら役者とは言え、撮影中に横たわってるだけでも恐いんだろうなぁってほどの恐怖が感じられました。

でもさ、もともとこの2つの民族は、宗主国のベルギーがなんとなく分けただけで、見ても全く区別がつかないし、普段はどちらの民族も当たり前に一緒に暮らしてるんよ。
ポールは最初、自分の家族(奥さんがツチ族)を避難させようと賄賂を渡して救うんだけど、次には親戚や近所の人たち、そしてついには、各地から逃れてホテルにたどり着いた人々の面倒もみてあげるのな。
ところがホテルにはぜんぜん救援が来ない。警備にあたる国連軍の大佐は熱血漢のいい人なんだけど、規定で発砲できないから助けてくれないし。もちろんこれは彼が悪いんじゃなくて、上からの命令で動いてるだけだから、彼自身もとっても悔しいわけです。

オレが最も「うわぁ…」ってなったのは、国連のバスがホテルに到着するシーン。
極限状態に追い込まれてた地元の人たちの間に「これでやっとルワンダから出られる!ポールさん今までありがとう!」っていう安堵感がただようんだけど、実はこれ、外国人の帰国用のバスなんだよね。ルワンダの人々は対象外。
これはせつねーっす。外国人でも地元の人と仲良くなってる人もたくさんいるわけでしょ?
それなのに力ずくで引きはがされて帰国しなきゃなんない。もちろん地元の人々は絶望。
明日にでも過激派がホテルに乗り込んできて皆殺しっていう可能性大なわけだしね。
まーもちろんこのあと、ポールや大佐の頑張りがあって大勢が救われるんだけどさ。

ストーリー以外で楽しかったのは、普段あまり見られないアフリカ社会の暮らしとか文化とか、そういうのが見られたことです。単に街並みとか子供たちを映してるだけのシーンでも、画面の隅々までいろいろ楽しめました。

良くなかった点もあるね。しばらく見てるうちに、どうも俳優さんたちの演技が大げさな感じがしてきてさ。「いやこれはきっとアフリカ人特有の豊かな感情表現ってやつなんだろう」と自分を納得させながら見てたんだけど、白人も演技大きかった笑。やっぱ狙いかぁ。
その後はこの「芝居の大きさ」ってのがけっこう気になっちゃいました。もともと実話なんだから、もうちょい抑えた芝居にしても良かったんじゃないかと。
ま、ストーリーは単純なので特に迷わないし、演技も大げさだからわかりやすいし、
泣かせどころでちゃんと再会シーンとかが来るからハンカチの準備も万端と。

結局、ほめてんのかけなしてんのかよくわからない紹介でごめんよ笑

<おまけ>
この作品のジャン・レノは激しくヤバい。
ヒゲの形が「大根役者」って文字に見えるほどの大根ぶりです笑
彼はもっとセリフが少ない役の方がかっちょいいのになぁ。

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