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シャイン…ラフマニノフへの執念、そして音楽と人間の温かさ




1996年のオーストラリア映画「シャイン」です。
実在するオーストラリア出身のピアニスト、
ディヴィッド・ヘルフゴットの生き方と、
彼を取り巻く人間模様をつづった作品。
特にディビッドと父親との関係が重視されて描かれています。
主演のジェフリー・ラッシュがアカデミー賞主演男優賞をとったんだよねこれ。

この映画は2通りの見方があると思うな。

1つはストーリーの面白さ。
まぁ実話ベースなんで単純ではあるけどね。
冒頭だけ紹介すると…

土砂降りの夜。
閉店後のとあるバーで従業員たちがくつろいでいた。
そこへ、入り口の扉をたたく一人の男が現われる。
薄汚いそのコート姿はどうみてもホームレスだし、話す言葉もおかしい。
べらべらしゃべるその内容も支離滅裂。
どうやら精神障害のようだが…

このホームレス風の男がディヴィッドなわけよ。
そして次のシーンからは
天才ピアノ少年の生い立ちが始まるってつくりになってます。
父親は家族の絆を結ぶために息子にピアノを教えたはずなのに、
息子は自分の才能を開花させるために家を出ることを決意する。
このあたりの葛藤が見ものでしょうね。

精神障害を負う原因となる出来事や、突然の父子の再会など、
うわっっていう演出は映画ならではかと。

もうひとつの見方、
それはやはりその演奏そのもの。
ディヴィッドは幼い頃から
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」
を弾くことを夢見てたんだけど、
技術的にも感情表現的にも最高難度の曲なんで、子供が演奏するのは無理。
なによりもその指導者がいないわけよ。
このラフマニノフを完成させるまでの過程も、
まばたきを忘れて見入るところです。

恥ずかしながら、
オレはそれまでラフマニノフという作曲家もその曲も全く知りませんでした。
それだけに中盤クライマックスの演奏シーンは感動して汗びっしょり。
ぞわぞわを越えたよ。それほどにこの演奏シーンはすごい!
(「楽しい」って意味なら、「熊蜂の飛行」のシーンもいいよね)


作品中の演奏曲一覧です(登場順、重複は省略)
ショパン:ポロネーズ 第6番「英雄」
シューマン:子供の情景「むきになって」
ショパン:前奏曲 第15番「雨だれ」
リスト:パガニーニ大練習曲「ラ・カンパネラ」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番
ヴィヴァルディ:「グローリア」
リスト:ハンガリー狂詩曲 第2番
ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調
リムスキー=コルサコフ:「熊蜂の飛行」
ベートーヴェン:交響曲 第9番「合唱」
ヴィヴァルディ:モテット「まことのやすらぎはこの世にはなく」
リスト:3つの演奏会用練習曲 第3番「ため息」
ベートーヴェン:ピアノソナタ 第23番「熱情」
フニクリフニクラ


最後にもう一度ストーリーについて。
オレはこの映画みたいな「こじんまりした終わり方」ってのが大好きです。
地球の危機を救うわけでもなく、
夕陽が溶ける大恋愛があるわけでもないけど、
それだけに心の底から共感できる、そんな終わり方でした。

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