アラビアのロレンス…前後半は入れ替えた方が面白い - 映像ぴっか!

アラビアのロレンス…前後半は入れ替えた方が面白い




名作です。「アラビアのロレンス」です。1962年のオスカーコレクターです。上映時間4時間です。
もう10年ぐらい前かなぁ、友人と一緒に見たんだわこれ。そんときも面白かって、欲しい欲しいと思っててさ。

【ストーリー】 第一次大戦。イギリス軍はトルコ帝国を手に入れる必要があった。その調査のためアラビアに派遣されたロレンスは、アラビア人に溶け込み、アラビア人全体の利益を第一に考えるようになる。アラビア人同士の部族の枠を越えた部隊を編成すべく、天才戦術家ロレンスによる、誰もが思いつかなかった、だが地獄への入り口になるかもしれない、そんな作戦が展開される…

この作品ね、そらもう男クサイぜぇ笑。人種を越えたおっさんどもの友情の物語だから。オレが気に入ったのはさ、一切のロマンス色がなかったこと。テーマが絞りやすくてこういうのは好きです。ヒロインなんて1人もいないよ。もちろんカネかかってます。砂漠をラクダで駆け回るそのバックが壮大なのよ。どのシーンでも「うわ!」ってなるから。

さて、この作品の大きな特徴に「長い」ってのがあるんだけど、これ、製作者側も完全に2本の映画として作ってます。前半部が、ネフド砂漠を抜けアカバを攻略するまでのロレンスとその仲間達の活躍。後半部は、アラビア人の野蛮とされる行為に飲み込まれてゆくロレンスの心の変化。そんな2本の映画だと思ってや。んでちょうど真ん中に「インターミッション」といって、5分ぐらい画面が真っ暗になってさ、テーマ音楽だけがずっと流れてるっていうところがあります。簡単に言えばトイレタイムだな。昔はこういうのがけっこうあったんだってさ。

んでさー、うーん、前半は「味のあるキャラがたくさん出てきて+ハラハラドキドキ+衝撃のシーン+最後はスカっと」っていう、娯楽作品の王道を行く感じなんだけど、後半は「欲望から虐殺に手を染めてしまうロレンスの壊れゆくさま」っていう、重い重いテーマだし、終わり方もちょっと複雑な感じなんよ。この前半と後半のあまりの違いに、ちょっと面食らうかもしんないね。

実は冒頭、ロレンスはしょぼいバイク事故でいきなり死んじゃいます。んで、残り全体が回想的な作りなんだけど、どうせそうするなら、ロレンスが(本当にそうかは別として)自暴自棄からバイクを乗り回し事故る→その自暴自棄の理由は?→アラブの血に染まるロレンスという具合に、時間軸を逆向きに進めてさ、そいで前半部でのロレンスのかつての大活躍を紹介するっていう感じで物語をもってった方が良かったかと。あそいでさ、最後にもう一回ロレンスの葬儀の場面に戻って来れば、観てる人も頭スッキリするしね。ちょっと時系列に出来事並べすぎかなぁって思ったわけで。
長いことそのものは苦痛じゃなかったよ。テンポは悪くないから、盛りだくさんな感じ満載だしね。

ま、一度は見といて損はない名作と言えるでしょうね。


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