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THE有頂天ホテル…これは譲れない。邦画の最高傑作





三谷幸喜氏は脚本家として有名だけど、ちゃんと監督もやっててさ。
その中でもオレが邦画の最高傑作だと信じて疑わないのが、
この「THE有頂天ホテル」です。2006年の作品ね。

もう作られてからずいぶんたつけど、
ネットなんかだと意外なほど評価分かれてるんだよな。
見たよっていう身近な人でも、なーんか反応いまいちなんだよね。
「わかりにくい」とか「そもそも何が言いたいんだ」とかさ。

あるホテルで行われる、新年のカウントダウンパーティー。
その準備の2時間に起こる、いろんな人たちのいろんな人間ドラマ、
それが群像劇の形で同時に描かれる。
そんな切なくも可笑しいストーリーです。

よくあるオムニバスじゃないよ。
ホテル内ではいろんなストーリーが同時進行するわけですが、
それが「同時に」映像化されてます。
え?わかんないって?

多くの群像劇の映画って、
1つのストーリーが終わったらいったん時間戻すでしょ?
「その時、別の場所では」てな感じで。
この作品は違います。
2時間完全リアルタイムなので、例えば1階で何かの事件が起こるとしたら、
2階の別の部屋でも(映ってないけど)ストーリーは進んでるんです。
もちろん3階では別のドラマが動いてる。





各フロアで別々の三谷舞台が上演されてる感じかな。
もちろんそれらは巧みに絡んでるわけですが、
なんせホテルという狭い場所なんで、同じ人が別の階の話にも出てくるわけね。

主要キャラだけでも21人(だっけな)いるんだけど、
この2時間の間に誰がホテルのどこで何をしてるか、
それが最初にきちんと決められてるわけだ。これってすげー作業だよね。

だから、画面に現れない部分でも役者さんがしっかり演技してるんです。
背景のホールとかで、もう全然ピントあってないのに
ちゃんと芝居してるのが見えるのよ(もちろんちゃんと伏線になってます)。
なんちゅー贅沢な使い方だって感動したわ。
しかも随所に張られた伏線が最後にピンと1本につながるさまは、
さすが三谷幸喜とうならせる出来です。

でね、
映画がスタートしてすぐに気づくと思うんだけど、1カットがかなり長いのな。
ずーっとカメラ止めずに芝居が進んでる。
しばらく見るうちに(送別会のシーンで)
それが意図的なのだと確信するわけですが。やー長い長い。

三谷氏自身による音声解説で明らかになるんだけど、
最後の方で5分近くカメラ回しっぱなしのシーンがあります。
それを知った上でもっかい見ると、
こっちにも緊張が伝わってきますわ。

これは、リアルタイムっていう「らしさ」を出すために、
1シーン1カットの原則を守ってるためらしいよ。
まぁ映画の演出上、すべてがこの原則どおりってわけじゃないけどさ。

そっかー、だから舞台っぽく見えるわけだ。
普通の映画やドラマって、誰かのセリフが終わって用なしになっても、
そのカットが終わるまではその場にいるじゃん?
でも、この作品ではまだまだカメラが回り続けるんで、
用が済んだ人は自分で歩いてフレームアウトするんです。
(もちろん次のシーンのために別の場所へと移動してる。
この移動時間もリアルタイムの2時間に含まれます)

最後の注目点はやっぱキャラ設定かな。
もー次から次へと変な人いっぱい出てくるんで全然飽きないし、
何度でも見たくなります。
「いくらなんでもホテルにこんな人おらんだろー」ってつっこみたくなるよ。
戸田恵子さんの鹿のかぶりものめっちゃかわいいから!
(しかもこのシーン、彼女がこれをかぶる必然性があんまりない笑)

見れば見るほど、細かいところがうまく出来てて感心する邦画作品です。
DVDでは三谷監督の音声解説もよろしく。本編より面白いよ。


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